2022年11月20(日)に、おてつたびのボランティア体験で訪れた方たちと一緒に「小水力発電の水路補修」「古民家改修」を実施しました。
※おてつたびとは、まだ知られていない地域にお手伝いをしながら旅行をする「新しい旅の形の提案」をするサービスです。
本レポートでは、竹原集落での「ボランティア体験」の様子についてご紹介します。
ボランティア体験地、竹原集落へ集合
町内会長はじめ、地域おこし協力隊・地域住民とおてつたび参加者同士、自己紹介から始まりました。
- 集落への道のりが狭くて不安でした
- 今日は精一杯頑張りたいと思います!
- 力仕事は任せてください!
参加者の方から集落の感想や意気込みを伺いながら、ボランティア活動が始まりました。
淡路牛の見学
集落で育てている淡路牛の牛舎を見学しながら、畜産の話を伺いました。
午前のボランティア|小水力発電の水路補修
里山の傾斜を使用した小水力発電にも利用している水路。
経年劣化が進んでいるため、水路のつなぎ目をセメントで補修していきます。
砂とセメントと水を混ぜ、補修材を作っていきます。
地域の方にセメント材の使い方をレクチャーしていただき、水路のつなぎ目に、セメントの補修材をこてで押し当てながら固めていく作業を進めていきます。
初めて扱うセメント材やこての使い方に戸惑いながらも、少しずつ慣れていく作業の様子。
途中、休憩をはさみながら水路補修作業を2時間程実施しました。
小水力発電の運用や下流の水田で使用する水の水路は、水路の劣化や落ち葉等による堆積物などによって、適切な運用ができなくなることがあります。
人工物は一度作って終わりというわけではなく、人の手によってメンテナンスが必要であることを知っていただきながら作業を進めていただきました。
淡路竹原原木椎茸の見学
あわじ花山水の水田オーナーから元地域おこし協力隊の谷口さんが継業を果たした地域の産業「原木椎茸栽培」について、生産現場を見学する様子。
- 菌床椎茸と原木椎茸の違い
- 原木椎茸の栽培方法
- 椎茸菌の違い
菌床椎茸が一般的に出回っている中で、稀少な原木椎茸の生産の様子について谷口さんに伺いました。
「傘を下にして熱すると、裏のひだにしずくがでてきたら食べごろ」
しいたけの美味しい食べ方の解説を受けながら、原木から生えている椎茸をいくつか収穫する様子。
みなさん、今晩の夕食にするそうです。
原木椎茸の美味しい食べ方は、谷口さんの運用する「竹原原木しいたけ」のInstagramをご覧ください。
集落のレストラン「ÉPiSPa」でのランチ
2021年11月い竹原集落に開業した、世界の料理が食べられるレストラン「ÉPiSPa」でランチの様子。
今月はセネガル料理。
都心部でも見かけることの少ない国の料理に興味を持っていただいていました。
日本人好みのスパイスに工夫された料理、みなさん美味しく食べてくださいました。
午後のボランティア|古民家のリノベーション作業
午後は、地域おこし協力隊が改修している集落拠点の外壁塗装の事前作業となる旧塗装の剥ぎ取りから始まりました。
外壁の塗装作業は、下記の順番で作業する工程となります。
- 旧塗装の剥ぎ取り
- 下地材の散布
- 塗装材の上塗り(1回目)
- 塗装材の上塗り(2回目)
今回は第1工程を実施しています。
※あいにくの雨予報のため、下地材は散布せずに旧塗装だけの作業を実施しました。
同時に、古民家の玄関広間部分の解体作業も実施しました。
※防塵マスクや軍手は地域側で手配しています。
華やかなDIY作業の前には、既存の壁や残置物の撤去が必要なことをご理解いただけました。
バールの使い方やハンマーなど、工具の使い方を覚えながら作業を進めていきます。
土壁の解体作業では、重たいハンマーで思い切り壁を叩いて壊していきます。
普段、暮らしていて思い切り壁を壊す体験はなかなかないと思いますので、みなさんワクワクと驚き交じりの表情で活動されていました。
午後も休憩をしながら2時間半ほどの作業で、外壁塗装の剝ぎ取りと玄関広間の解体作業が完了しました。
定刻となる16時頃に作業を終え、ボランティア活動日が終了しました。
人口の少ない小規模集落では、こうしたマンパワーが不足しているため、大変助かりました。
(参考)地域おこし協力隊が進めている古民家リノベーションの状況はこちらから確認いただけます。
竹原空き家リノベーションプロジェクト | プロジェクト | バンカランカ – 洲本のおもろい数珠つなぎ
以上、2022年11月20(日)に実施した、おてつたびのボランティア活動レポートでした。
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